カテゴリー別アーカイブ: 静岡県の山城

浜松城(出世城)

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    浜松駅からえっちらおっちら歩いたところに浜松城があります。けっこう駅から遠いですね。 

    徳川家康が武田信玄に備えるために築いた城で、29歳~45歳までの17年間を浜松城で過ごしました。31歳の三方ヶ原の合戦にはこの浜松城から出陣し、武田信玄にたたきのめされ命からがら城まで逃げ戻ります。この時、敗戦して憔悴しきっている自分の姿を絵師に書かせ、生涯慢心を戒めるために持ち歩いたと伝わっています。 

    姉川の戦い、長篠の戦い、秀吉と争った小牧・長久手の戦いなど家康の命運を握った戦いも本拠地はこの浜松城でした。家康が駿府城に移ったあとの浜松城は、徳川家とゆかりが深い譜代大名を配置。幕府の要職につくものが多く、浜松城は出世城ともよばれました。 

    二の丸などは学校などになっていますが、本丸は残っていました。天守閣は再建で、中は博物館になっています。天守閣の下の石垣が野面積みという古い石垣の積み方で、これは家康築城の時代のものです。野面積みは、なかなか残っておらず貴重ですね。 

掛川城

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    新幹線で掛川駅を通過する時、窓から見えるのが掛川城。駅のすぐそばの丘の上にあります。いつも新幹線で見かけるたびに、いつか行きたいなと思っておりました。 

    掛川城の城主は今川時代から変わっていきますが、一番有名なのが司馬遼太郎「功名が辻」の山内一豊。関東へ移した徳川家康を牽制するために秀吉が掛川城に配置します。秀吉亡き後の関ヶ原の戦いでは家康側で戦い、その功によって土佐の大名となりました。 

    掛川駅から商店街を少し歩くと掛川城の入口。太鼓櫓がみえ、脇を通ると天守への登り道があります。天守の上は眺めがよく、晴れた日には富士山も見えるようですが、あいにくの曇り。ただ風がよく通り、涼しいですね。 

    二ノ丸御殿が現存しており、こちらは江戸時代に再建されてもので重要文化財になっています。中を見学でき、御殿の裏側には当時の土塁が残っていました。

駿府城

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    東京駅から「こだま」で静岡駅へ。自由席なんですが、3連休初日と朝早いせいか座席は満席。 

    静岡駅から少し歩くと駿府城があります。戦国時代はは今川館があり今川家の本拠地でした。若い家康が人質生活をおくったところでもあります。 

    徳川家康が秀忠に将軍職を譲り、大御所となって駿府に隠居して駿府城を建てました。天守閣など当時の建物は残っていませんが、堀はよく残っていますね。本丸の周りの内堀は一部だけ残っていますが、外堀はほぼ江戸期のまま残っています。外堀がこんなに明瞭に残っている城も珍しいですね。東御門櫓門が復元されていて、見学してきました。坤櫓も復元中です。 

    駿府城と言えば有名なのが駿河版。駿府に隠退した家康が作った古活字版で、活字を作って印刷して本を作っていました。これが駿河版です。活字の一部は今も残っていて重要文化財になっていますが駿河版の古典籍がでてきたら一体いくらぐらい、するもんなんでしょうかねえ。